金融機関からの表彰で富士スピードウェイへ。耐久レースに学んだ「走り切る」資産づくり
先日(2026年9月27日)、日頃お付き合いのある金融機関から表彰の一環としてご招待をいただき、静岡県の富士スピードウェイへ行ってきました。
この日に開催されていたのは、FIA世界耐久選手権(WEC)の一戦「富士6時間耐久レース」。世界の自動車メーカーのチームが、6時間止まらずに走り続けて順位を競うレースです。

決勝スタート前のグリッドで、マシンのすぐ横に立たせていただきました。
まずは、お礼を
表彰でご招待いただけたのは、私ひとりの力ではありません。大切なお金のことを任せてくださったお客様と、一緒に動いてくれる仲間のおかげです。この場を借りて、心からお礼を申し上げます。
あわせて書いておきたいのは、「表彰されたから信頼してください」と言いたいわけではない、ということです。以前のコラムでも書いたとおり、金融を扱う人間が自分の報酬を軸に商品を語ることは、この仕事で最も慎むべきことだと考えています。評価をいただいたからこそ、なおさら身を引き締めたい。そんな気持ちで富士へ向かいました。
スタート前のグリッドで見たもの
決勝のスタート前、普段は入ることのできないグリッド(スタートを待つマシンが並ぶコース上)に立たせていただきました。

スタートを待つマシンとメカニックの皆さん。

最高峰クラスのマシン。スタートの直前まで、チームの確認作業が続きます。
印象に残ったのは、1台のマシンを囲む人の多さです。メカニック、エンジニア、そして交代で乗り継ぐ複数のドライバー。目立つのはドライバーですが、6時間を走り切るのはチーム全体です。

ピットガレージの内側から。ドライバー交代やタイヤ交換を、チーム全員で支えます。
資産づくりは「短距離走」ではなく「耐久レース」
レースを見ながら、ずっと考えていたことがあります。資産づくりは、まさに耐久レースだということです。
耐久レースでは、一瞬の最高速度よりも「最後まで止まらずに走り切ること」が結果を分けます。どれだけ速くても、途中でマシンが壊れたり、燃料が尽きたりすれば、そこでレースは終わりです。
お金の世界も同じだと思います。
- 最高速より、走り切る設計 ― 短期間で大きく増やすことより、20年・30年と続けられる仕組みを先につくる
- ピットインは計画のうち ― 給油やタイヤ交換は「止まった」のではなく「走り切るための作業」。家計や資産の定期的な見直しも同じです
- 天候が変われば、作戦も変える ― レース中に雨が降れば、タイヤも作戦も変えます。相場の変化や、結婚・出産・住宅購入といった人生の変化に合わせて、計画も組み直す
- ひとりでは走れない ― ドライバーの後ろにはチームがいます。お金のことも、ひとりで抱え込まずに相談できる相手がいることが、長く続けるコツです
「年◯%で増える」といった話ほど、つい最高速度に目が行きがちです。けれど本当に大事なのは、途中でリタイアしないこと。この考え方は、NISAとiDeCoの使い分けの記事で書いた「制度や商品からではなく、目的から入る」という順序にも通じます。
「売る」のではなく「伝える」仕事
もうひとつ、今回の遠征で持ち帰ったものがあります。現地で尊敬する先輩と話す中で、深く刺さった言葉です。
商品や知識を売るんじゃなくて、伝える仕事。
FPの仕事は、金融商品を売ることではありません。自分自身が実践していることや、確かな一次情報を、お客様にわかりやすく伝えること。そのうえで、お客様ご自身が納得して選べるようにすること。
社名のTCLは「True Compass for Life(人生の本当の羅針盤)」の頭文字です。羅針盤は売り物ではなく、方角を指し示すもの。先輩の言葉は、この社名に込めた想いをあらためて言い当ててくれたように感じています。
これからも、伴走役として
「命を守る現場から、資産を守る現場へ。」救急救命士からFPに転身したときの想いは、今も変わりません。あなたの人生という長いレースを、最後まで走り切るための伴走役でありたいと思っています。
「自分の資産づくりは、走り切れる設計になっているだろうか」と感じた方は、株式会社TCLの個別相談をご利用ください。お問い合わせからお気軽にどうぞ。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や個別の投資助言を行うものではありません。制度の内容は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイト等でご確認ください。